ゴールデンウィークも終盤に差し掛かった5月6日(土)、2023年最初のIKEBUKURO LIVING LOOP マーケット(以下マーケット)が開催された。1人でのんびり過ごすもよし、友人とお酒を楽しむも、家族や子どもと遊びながら過ごすもよし。まるで自宅のリビングかのように、思い思いにくつろぐ光景がまちなかで見られたイベント当日の様子をレポートする。
思い思いに過ごす。まるでリビングのような空間が駅前に
2017年にスタートした、池袋東口エリアを中心にリビングのように居心地の良いまちなかを目指す、“まちなかリビング”プロジェクト「IKEBUKURO LIVING LOOP」。当日は、グリーン大通りの南側歩道にてフードやドリンク、スイーツや雑貨の販売、アートの展示やパフォーマンスが行われた。サブ会場であるサンシャインシティのプレーパーク内では、小さい子どもから楽しめるワークショップを実施。天候にも恵まれ、初夏の陽気であったこの日は、半袖で過ごす人も多く、外でゆったりと過ごすにはぴったり。朝から夜まで思い思いに楽しめる空間となった。
まちなかには、体を預けられる大きいクッションや、テーブル・イスといったファニチャーが並べられ、ゆっくりと座る人や飲食する人、寝っ転がってスマートフォンを見ている人など本当にさまざま。マーケットを目的に来ている人はもちろん、通りがかかりの人もおり、普段は通り道である空間で靴を脱いで子どもが遊ぶ姿や、昼間からビール片手にくつろぐ大人が見られる、まさにリビングのような風景が自然と生まれている。
お客様とスタッフが自然と会話し、近い距離感で接する様子は市場のような雰囲気。皆コミュニケーションを楽しんでいた。
また、夜のマーケットは雰囲気が一変。各店舗のテントに温かみのある電球が施され、思わずうっとりしてしまう空間へ。ゆったりお酒を飲みながら買い物を楽しむ姿が多く見られた。
普段は通過するだけの道路でアートやパフォーマンスを
フードや雑貨の販売だけでなく、パフォーマンスやアートイベントも行われているマーケット。
手品や楽器の演奏など、入れ替わり立ち替わりパフォーマンスが行われていた。そしてひときわ人が集まっていたのがSTUDIO201による、「Kids = Artists」のコーナー。子ども向けワークショップとアーティストによるライブパフォーマンスを掛け合わせた、即興のアート公開制作イベントで、子どもたちが思い思いに筆を走らせ、時には手足を使って自由に大きな白いキャンバスに絵の具を塗っていく。歩道を広々と使って自由に絵を描く体験はなかなかなく、参加している子供はもちろん、保護者や皆が笑顔で温かく見守っている空間だった。
そして子どもたちが描き終わるとプロのアーティストが仕上げる時間に。それまでの和気藹々とした雰囲気から一変。少し緊張感も漂いながら、プロのアーテイストによるペイントを皆が期待しながら真剣な眼差しで見守る。たまたま通りかかった人も思わず足を止めて見入っている姿が印象的だった。
子どもたちが全力で遊べる場所も
また東口のグリーン大通りで行われているマーケットとは別のサブ会場として、サンシャインシティの専門店街アルパ1F南3入口外側エリアにて「Sunshine City PLAYPARK(サンシャインシティプレーパーク)」が行われていた。子どもたちが全力で遊べる場所を提供するこのエリアでは、ワークショップやけん玉、塗り絵、工作などのコンテンツを用意。こちらも普段は通り過ぎるだけの道だが、小さな子どもたちが楽しそうに過ごしている。
エリア内には芝生が敷かれ、絵本の読み聞かせができるスペースや、サンシャインシティで回収した絵本をプレゼントするコーナーも。
今年は7月、9月のマーケットと、11月に3日間連続のスペシャルマーケットの開催を控えている。どんな出店があるかは毎回のお楽しみ。ぜひ自宅のリビングのように自由に、ゆったりと過ごしてみてはいかがだろうか。
文:長 紅奈見 写真:立花 智
マーケット開催日時:
<マーケット>
7月1日(土)/ 9月2日(土)11:00~20:00
<スペシャルマーケット>
11月3日(金)11:00~20:00
11月4日(土)11:00~20:00
11月5日(日)11:00~16:00
会場:・池袋東口グリーン大通り
・南池袋公園
・サンシャインシティ 等※スペシャルマーケットその他、周辺店舗・施設と連携
Sunshine City PLAYPARK開催日時
7月1日(土)/9月2日(土)/11月3日(金)/11月4日(土)/11月5日(日) 各日11:00~17:00
会場:サンシャインシティの専門店街アルパ1F南3入口外側エリア